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白河の森~西原

沖縄、大阪に拠点を置き設計を考える時、それぞれの地を離れてみて気付くことがある。
普段暮らしている地を少しだけ離れたところから眺めてみると、その何気ない日常が光り輝き、素晴らしいことが一杯詰まっていることに気付く。

大阪に生まれ、実家の奈良の田園風景と共に育ち、沖縄へ。
10代の頃、船で初めて中国へ渡り、その後の世界への旅を通して日本、沖縄、大阪の素晴らしさを実感すると共に、世界の空気を心に留めて、建築を考える喜びを抱きながら。
普段暮らすその地を少しだけ離れてみて初めてわかる、この気付き、こそ私の設計の大切な要素になっている。
沖縄と大阪で建築を考える、つまりそれぞれの地のもつ魅力、素晴らしさを真っ直ぐに見つめることこそが、私の設計の原点。

沖縄住宅【白河の森】。
この建築は沖縄の環境を建築化することをテーマにしている。
平面計画上半分を緑のスペースとし、風の道と緑のアマハジ、そして森のリビングを建築の核としている。
沖縄の豊かな自然を室内に最大限取り込むと同時に、落ち着いたインテリアで室内は家族のくつろぎの場としている。

また沖縄の自然環境を反映した設計を考えると共に、沖縄には素晴らしい自然が数多く残っており、緑が生育する上で最も良い条件が整っている等、沖縄の地がもつ魅力を最大限建築に反映、建築化することをテーマに設計活動を行っています。