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竹の道

癒しの道~bamboo road
工場の一角に竹の道(癒しの道)をしつらえる。
これはトイレへ行くアプローチ空間である。

客人をもてなすと同時に工場内を案内する際、目を引く竹の道。
『これ何ですか?』と話題になる。
どうせお金をかけるなら、当たり前にトイレを綺麗に豪華につくるより『トイレですか、これ?』というものでありたい。

企業も同じである。
企業とは社会に対し何を提案出来るかである。
話題がビジネスにつながる。そして多様で無限の可能性を生み出す。
この企業では既存の古い建物であっても、新しいチャレンジにより古い建物に新たな可能性を見つけ出す。

また、このトイレは従業員の日常の仕事に何かインスパイアを与える場(機会)であって欲しい。
この竹の道を歩き、今まで使っていた建物がこのように劇的に変わるということを体感して欲しい。
そしてそこから日常の仕事に何か新しい知恵や工夫を生み出して欲しい。

そして同時に従業員が仕事の合間に少しでも安らぎ、和む空間であって欲しい。

竹の道を日々歩く
一日数十歩であろうか、
しかし積み重なれば歩みは深いものになる。

同時に思考も深いものになる。無限の宇宙のように
以上がプレゼンテーションでご提案したコンセプトになります。
解体からトイレ機器の入れ替え、手洗カウンターの新設、そして竹の道の造作を一式200万円台で作るという厳しい予算でしたが、このコンセプトをご理解いただいた専務様、有難うございました!