工務店。
熱意と情熱そして誠実な姿勢がこの現場にある。
こちらが指示せずとも創意工夫の努力を止めず、時には自主的にやり直しをしている姿勢に信頼が生まれる。
この現場には工務店の姿勢が誠実に現れている。流れている空気が非常に良い。整理整頓された現場。現場には打ち合わせテーブルが置かれ、いつも丁寧な対応と綿密な打ち合わせが行われる。工務店の社長をはじめ、監督、大工、各業者が打ち合わせに入り、詳細の納めの打ち合わせが延々と続く。
写真はこちらが指示せずとも自主的に行うこの工務店を象徴する一場面。
板張りの壁の釘打ち。釘が化粧で現れてくる為、釘の位置をミリ単位で下書きした上、釘打ちをしている。この現場は空間全てが板張りである。気が遠くなるような作業。
この誠実な大工の積み重ねが空間を遥かかなた崇高な場へ高める。
出来ない理由を並べたてるのは素人の行であり、ごまかしや言い訳の一切ない正直な姿にプロの仕事をみる。設計の意図を最大限読み取り施主の為に作る。
誠実に魂込めて作られたこの建築は本当に幸せだ。
仕上がった時みんなで喜びを分かち合いたい。
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