ブログ
今、そして。

設計事務所を自営して、二十数年になる。
最近、巷では、『30年間、日本人の給料が上がっていない!』とよく耳にする。
30年前、バックパッカーで世界中を貧乏旅していたことを思い出すと、確かになぁ、、、と思う。
アメリカを車で縦断してた時、コンビニでよくセルフのホットドックを食べて空腹をしのいでいた。
1つ、99セント。オニオン、ピクルス入れ放題で大変お世話になった。
ちなみに、去年、アメリカへ行った時、ホットドックは4ドルになっていた。
当時、アメリカへの往復空港賃は、確か5〜6万だったような記憶がある。。。
日本だけが、世界から取り残されている。
私自身、旅が大好きなので、今まで、沢山の世界中の素晴らしい風景に出会ったが、
世界を旅してみて感じることは、日本ほど素晴らしい文化、伝統を持った国は絶対に無い、ということだ。
例えば、大多数の国民が、驚くほど、礼儀正しく、他者を気遣い生きている。
道にゴミが落ちていることがない。多くの日本人が自然界に神が宿っていることを心の奥底で分かっているように思う。
低価格の飲食店に入っても、清潔に保たれた室内は、冷房が効き、何と、冷水が無料で飲み放題である。
このような国は、100%無い、と断言できる。
高速道路の料金所の集金の方は、頭を深々と下げ、驚くほど低姿勢だ。こちらもハンドルを離して、目を見て、頭を下げる。
こういう風景が日本人の日常である。
最近は、日本が安い国へと落ちぶれてしまい、海外から沢山の方が来る。
先日訪れた、とある石川県の寺院の縁側で、静かに、ゆっくりと石庭を眺めている旅行者を見ると、少し新鮮な気持ちになる。
世界に誇るべき日本の文化、伝統、そして日本の全てをこれからも大切にしていきたい。
時。
CAVE
自然、人間、そして建築。

建築は、自然に従属する。
人間もまた、自然に従属する。
人間と建築の関係は、相互に呼応するものと考えている。
どちらが上でも下でもない。人間は、建築に支えられ、建築もまた人間に支えられている。
建築をリアルにつくる側の人間としては、自然と人間をつなげる、そんな建築を模索している。
そこを考えられることが、建築家の腕の見せ所であると同時に、どうしても建築から離れられないところなのかもしれない。
https://okinawa.masatsuguyamamoto.com/
建築家 山本雅紹のコンセプトサイト
建築家 山本雅紹のコンセプトサイトが完成しました。

建築家 山本雅紹のコンセプトサイトが完成しました。
https://okinawa.masatsuguyamamoto.com/
独立して、23年。
毎回、サイトを作るのにあたって、テーマを決めているのですが、
今回は、人間 山本雅紹を伝えたい、という想いで作りました。
このホームページでこれからの10年、建築を追求していきます。
建築を夢見て。
山本雅紹
私にとって、仕事とは。
ある番組で、
『学問上、真面目に働いて金を稼ぐことよりも、投機などで金を稼いだ方が効率が良い、ことが分かってしまった。』こんなことを耳にした。
私が棲んでいる建築業界では、色々な意味でキツイ、という理由で、若者のひと離れが進んでいる。
現場に出入りしている人の年齢層を見れば一目瞭然である。
建築のことしか分からないので、建築設計に限って言うと、綺麗事抜きにして、確かにキツイ。
しかしながら、建築をやっている。
それは、やっぱり建築が大好き、ということに尽きる。
建築に対して、楽しいという感覚は皆無であり、この仕事は、実際は実に厄介なものなのだが、寝ても覚めても、やっぱり建築のことを考えており、飽き性の私が唯一続いているのが、建築だ。
大好きなことに出会えたことに、神様ご先祖様に感謝すること、
また【私の建築】を大切にするためにも、心は常に自由でいること、を意識している。
学問的には非効率な稼ぎ方かもしれないが、
常に私の頭で考え、私の好きな仕事をして、私の好きなように生きている。
そして、大好きなことを実践、追求し続けている私の人生は、実は無茶苦茶、気に入っている。
こんなお気楽なことを言えるのも、先人の方々のおかげであり、豊かな国に生まれたからであり、そこも感謝しかない。
だから、いわゆる世間でいうところのキツさ、なんかとは、また違う次元で、自分の仕事を捉えている。
独立して20年。未来の10年のために、いま新しいホームページを制作してもらっている。
写真は、私の大好きな数少ない建築のひとつだ。この建築に触れると、身震いする。
やっぱり、建築をやっていてよかった!と想っている。
ありがとうございます!
ゆ、優勝ぅ。。。っ!!!!!
ありがとう!!!岡田(様)!!!!!!!!!!!
1年前のブログで、『情熱と粘り、愛』と書いたが、65歳になっても、いつまでも衰えない岡田監督の情熱に感動。
ここ数年のタイガースは、試合に負けて監督が選手の責任にしたり、次は変なガッツポーズをし出したりと、何でここでこの采配やねんと、見ていても、モヤモヤが募りまくっていました。
大好きな阪神タイガースの試合は全く見なくなって、大谷さんの試合しか見ていませんでした。
それが!待ちに待った岡田(様)の再登板が決まったその日から、とにかく楽しみで!!!
仕事のことで頭が静まらず寝れない夜には、自分なりの阪神の想定オーダーを考えると、いつのまにか寝れるようになりました。ありがとうございます。
特定の選手が好きなのではない、とにかく、我が阪神タイガースという球団が好き。
阪神タイガースを誰よりも愛している岡田(様)に監督になってもらえてよかった!!!
とにかく、岡田監督ほんまにありがとう!!!!!
やっぱり、情熱と粘り、そして愛やなぁ。。。と自分にとっての建築設計に照らして、つくづくそう想う。
海 と 斜面 の 設計。
現在進行中のプロジェクトから〜
こちらも斜面地で2階から海が見える土地になります。
沖縄が大好きな方なご家族で、移住も視野にということで、今回ご縁を頂きまして、設計を担当させて頂いております。
住宅街にありながら、遠くに海を望める敷地の魅力を最大限引き出すことを考え、
海への借景と住宅地特有のプライバシー確保の両立をテーマに設計を行っています。
沖縄の自然豊かな海や緑の眺望を取り込みながら、
沖縄県では平坦な土地自体が珍しいことが一般的なこともあり、
当事務所では、斜面地の設計にも特化してご提案をさせて頂いております。
斜面地に家を設計する。
『自分たちが今まで考えていたことを、良い意味で、
180度変えて頂いて、ありがとうございます。』
現在、設計中のプロジェクトでオーナー様ご夫妻から頂いたお言葉。
この仕事は、高低差3メートルの斜面地、設計プロジェクトで、計画地は、那覇市内首里の高台に位置し、風光明媚な環境にあります。
先日、地盤調査を行いました。
この地盤調査を行うのにも、斜面地の場合は気をつけないといけないポイントがあり、
その他、斜面地は平坦地と比べ、設計ポイントが多数あります。
いかに、コストを考えながら、斜面地によるデメリットを少なくし、斜面地にしかできないメリットを見つけ出せるか、をテーマにスタッフ一同、日々検討をしています。
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PROFILE
建築家
山本 雅紹
Masatsugu Yamamoto
一級建築士
宅地建物取引士
その場にしかない空気を求めて
十代の頃から世界を旅している
あの町のあの曲がり角で感じた風
路地に差し込む光
水面を照らし出す夕陽
樹々の隙間から漏れる光と影
人が彩る熱帯
人が集う静寂
旅は空気を教えてくれる
目に見えない空気をつくりだす
建築は空気。
山本雅紹
<趣味>
旅
世界中の町の空気を肌で感じる旅を10代の頃から続けています。旅を通してその場で感じたことは、建築をつくる上で大きな原動力となっています。
<旅した国>
フランス/イタリア/スペイン/ドイツ/スイス/トルコ/オーストリア/エジプト/アメリカ/フィンランド/カナダ/インド/カンボジア/中国/タイ/インドネシア/メキシコ/ポルトガル
旅のスケッチ
<好きなこと>
ビールを飲むこと