晴耕雨読。
僕は旅が大好きだ。
世界中の街に片道切符でふらっと行って、
忙しく動き回るよりも、汽車の時間を気にすることなく、
気に入った場所で好きなだけ滞在して、その街の路地を通り抜ける風や、
その街の光や影を感じることが大好きだ。
旅行ではなく、その街で暮らす旅が大好きだ。
僕の肌にあった街と出会って、そこで暮らした経験は、いつまでも心の中にふかふか残っていて、
僕の財産となって、僕の礎になっている。
そして、世界中、旅をしてみて、日本、そして我が故郷への愛おしさはより深まっていく。
耕す土も、緑も、風もすべて愛おしい。
我が故郷で、建築を探求しながら過ごす、晴耕雨読の生活は、
僕にとって、世界中で最も大好きな暮らしである。
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