二人の夏。
『おーっっ、、、、こ、、これは!!!』
第一発見者はそう思ったはず。。
写真はアメリカ メサベルデ遺跡群、森の茂みから。
先住民の集落、生活の跡、人々の生きた痕跡が残る忘れ去られたうっそうと茂る高度数千メートルの森の中。
ただただその場に身を寄せ、岩肌に手を顔をすり寄せ、心を捧げる。
森の木々、風、光が自然の中に神がいることを気付かせてくれた幼なじみの親友とアメリカ縦断した22の夏。
ホットドックをほおばり、広大な大地を風を受けて駆け巡った。
大きな大きな大地と空の間、二人で移り変わる雲を眺め、ひとっこ一人いないこの世の楽園のようなビーチで波と遊び、月明かりをたよりに車を走らせ、思いつくまま思うままに二人で旅した夏の日。
あの夏の降ってきそうな星空のようにキラキラ輝いた僕らの宝物は、今もいつまでも二人の夏を運んでくれる。
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