女子寮にて。
これなんです。この建築が見たくって、見たくって。。
ずっと会いたかった。ルイスカーン。アメリカの旅からです。
この建築はアメリカペンシルバニア州にある、滞在先のNYマンハッタンからハイウェイで3時間のところにある建築家ルイスカーンの傑作のひとつ、大学の女子寮です。
本では学生時代からずっと見てたルイスカーンの建築。図面と写真をにらめっこしてイメージするものの、なかなか空間が浮かんでこなかったカーンの建築。初めてたどり着いた。。
中に入ると。。プランはシンプルな構成のはずが、一歩足を踏み入れると。。ウォーっ!この空気、光、構成。素晴らしい建築には、目には見えないが独特の旋律がある。いやもう、僕の目には見えている。
女子寮の食堂に男子ひとりスケッチブックを片手にさまよう姿はまさに挙動不審。そんなことお構いなしに、僕には目の前の偉大な建築しか見えない。いつもならスラスラ進むスケッチもこの時ばかりは描くのに立つ位置をわざわざ変えないと描ききれない、把握しきれない。それほど豊かで奥行きのあるカーンの空間。
ルイスカーンに少しでも近づきたい一心で、無我夢中にスケッチした天国のような5時間だった。
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