日本の風景。
旅をしながら、日本各地で建築をつくる。
訪れた景色、風のにおい、太陽のエネルギー、
そして人とのあつい出会い。
そのパワーを設計デザインの案に注ぎ込む。
施主様の想い、敷地の場の魅力、
僕の想いをいっぱい込めて。
旅をしながら、日本各地で建築をつくる。
訪れた景色、風のにおい、太陽のエネルギー、
そして人とのあつい出会い。
そのパワーを設計デザインの案に注ぎ込む。
施主様の想い、敷地の場の魅力、
僕の想いをいっぱい込めて。
学生時代、金欠でお腹を空かせながらイタリア全土を放浪していた時、
スーパーでパンとワインを買って、公園で空腹を紛らわせていたあの夏。
あの時は、建築の見方もよく分からないまま、ただただ建築が持つ空気感を自分のものにしたいと思って、街を練り歩いた。
ベニスのとある教会の階段が海まで続いていて、そこの階段に腰掛けて、夕陽に染まった海を眺めながらワインを飲んでいたあの夏を思い出す。
写真は、施主様からいただきましたあの夏が蘇るワイン。
いつも信頼して頂いて、温かく見守って下さいまして感謝感激です!
沖縄で、RAKUENの造園工事をおこなっています。
500坪の敷地に建物の設計デザインとランドスケイプデザインを行い、沖縄の海と森が感じられる建物を設計デザインしています。
造園工事は通常、建物が完成してから行いますが、
ここでは建物建設の前に造園工事を行なっています。
僕の大好きなヤシを造園設計デザイン提案させて頂いて、
その場、空間に合った3種類のヤシたちを植えていきます。
自然の中に建物を建てさせて頂く本来の姿から考えて、先に造園を行い自然の背景をつくり、そこからヤシと共に建築を立ち上げていく、
というプロジェクトになっています。
沖縄の強い陽射しのもと、海からの風に揺られたヤシの葉を見ていると、
生きたいように生かさせて頂いていることへ、感謝の気持ちが湧いてきます。
奈良のアトリエの森に紫陽花が咲き始めた。
梅雨の雨あがりの午後、
紫陽花の下に山ウサギが遊びに来た。
山ウサギや小鳥やアマガエル(しげる)、
そして森の風の音に包まれていると、
深く息を吸っている感覚になる。
目に見えるものではなく、
目に見えないものを大切にしていきたいと思った。
名前は、和雄と名付けました。
先日、田植えを行いました。
田植えをするには、土を耕し、水を入れて、畦をつくり、その他たくさんの下準備をして、
初めて田植え当日を迎えられます。
最近になってようやくこの下準備こそが大切なんだなぁ、と気付きます。
泥でぬかるんだ田で畦を作る工程も父から習いやってみますが、
なかなか奥が深いものです。
本当に何事にもその道があり、学ぶことだらけです。
自分で建築を作るようになり、のこぎりで真っ直ぐ木を切ることの難しさ、コテで平らに抑えることの難しさを感じ、そして米作りでは自然から様々なことを学んでいます。
粘り強く積み重ねることの楽しさを感じる毎日です。
本日、上棟しました。
ここまで、様々な道のりを経て、
ようやくここまできました。
建築の設計、という仕事を通じて、
僕が得た財産。
それは、粘り強さ。
そして、この仕事をしていて、
いつも感じること。
それは、建築は、生きている、
ということ。
建築は、これでいい、と思った時点で、その姿になる。
だから、本当にこれでいいのか、
これがいいのか、
こうあるべきなのか、
を強く自問自答する。
建築を社会に送り出すためには、様々な場面を経て、実現へと向かう。
まず施主様のリクエストがあり、
その他法律的な事柄や、地域の条例、コスト、敷地の条件、建築としての機能性、空間性、芸術性、そして、日本の風景への責任。
それら様々なことを整理し、緻密に設計デザインとして成立させ、
そして次に、実際につくる、という場面へ移る。
現場に入っても、建物の詳細のおさまり、そしてより良い姿を求めて、
工務店さんと共に検討追求は続く。
気の遠くなるような、道のりの中で、【粘り強さ】という今まで積み重ねてきた僕の財産が、僕自身を励まし、
そして助けてくれる。
僕を信じて、期待してくれた施主様へ、一つでも二つでも、お返しをしたい、という想いと共に、
いつも、これが最後の建物、という想いでひとつの建物に純粋に向き合いたい。
15年前、初めて設計をさせていただいて、建物を世につくりあげた時の情熱を、今なお燃やし続け、
完成まで、施主さん、工務店さんのお力もお借りして、更に粘っていきたい。
写真は、上棟の日、同じを夢を見る施主様と共に、沖縄にて。
沖縄で設計デザインを行なっています複合型商業ビルの棟上げを控え、現場での確認を行なっています。
工務店さんと円滑に意思疎通を図り、現場で建物をつくりあげていきます。
基礎工事から様々な工程を経て、現場の皆様のおかげで、
ようやくここまでたどり着きました。
オーナー様をはじめ皆様にこの建物を愛していただけるように、心を込めて、工務店さんとつくっていきます。
梅雨の晴れ間に、以前から設計デザインをしておりました二世帯住宅の地鎮祭を行いました。
大阪も梅雨に入り、お天気を心配していましたが、地鎮祭当日は快晴で、ご家族揃っての記念撮影も出来ました。
工務店さんも立派な地鎮祭を行ってくださいまして、施主様も喜ばれていました。
ご夫婦、お子様、ご両親が暮らされる3世代住宅です。
耐震等級3の構造設計にもなっており、末長く暮らしていただけるお住まいになっています。
住宅街にありながら周辺からのプライバシーを確保した中庭に森をつくり、ご家族がゆっくりくつろげる木の温もりのあるコートハウスを設計デザインしております。
地鎮祭後には、敷地に張った時縄を確認し、ご近隣へのご挨拶を済ませて、いよいよこれから工事着工です。
ご家族に喜んでいただけるお住まいを工務店さんと力を合わせて創っていきます!
山があれば、谷がある。
雨が降れば、作物は育つが、降りすぎると育たなくなる。
美味しいものはハッピーだが、食べすぎると体をこわす。
良くないことがあっても、良いこともある。
そんな自然の摂理にいつも教えられる。
だからこそ、僕は光と影の設計が大好きなんだと思う。
写真は、現在沖縄で設計建築中の複合型商業ビルのエントランスホールから。
もう、随分暖かくなった。
まだ肌寒い季節に施工した設備配管。
新築と違い、既設の諸条件のもと、建築をつくることは、いかに困難かということを身にしみて感じている。
配管の勾配を確保するために、水糸を張り、既設の植栽を移植し、土を掘りレベルを出す。
学校でも、建築士の試験でも、配管の勾配くらいは教えてくれるけど、その勾配を確保することがいかに大変か。。。
そして、配管には色んな種類があって、角度の調整ができる様々な継手や、その配管をつなげることが意外に大変か。。。
建築を設計デザインするだけでは、建築の半分しか理解できないんだなぁ、と自分で施工してみて、つくづく感じる。
やっぱり、考えて、そしてつくる。これこそが、究極なんだろうなぁ。。。
建築家
山本 雅紹
Masatsugu Yamamoto
一級建築士
宅地建物取引士
その場にしかない空気を求めて
十代の頃から世界を旅している
あの町のあの曲がり角で感じた風
路地に差し込む光
水面を照らし出す夕陽
樹々の隙間から漏れる光と影
人が彩る熱帯
人が集う静寂
旅は空気を教えてくれる
目に見えない空気をつくりだす
建築は空気。
山本雅紹
<趣味>
旅
世界中の町の空気を肌で感じる旅を10代の頃から続けています。旅を通してその場で感じたことは、建築をつくる上で大きな原動力となっています。
<旅した国>
フランス/イタリア/スペイン/ドイツ/スイス/トルコ/オーストリア/エジプト/アメリカ/フィンランド/カナダ/インド/カンボジア/中国/タイ/インドネシア/メキシコ/ポルトガル
旅のスケッチ
<好きなこと>
ビールを飲むこと