今年から始めている
【自分の建築を自分の手によりつくる】プロジェクト。
気がつくと3月。
もう大阪でも長袖1枚で良い位の季節になってきた。
1月から始めた工事は、そりゃもう寒いのなんの、
雪が散らつき、屋根に登れば、屋根は凍ってるし、、、
長靴に荒縄をくくりつけて、昔の人がやっていたように、屋根に登る。
普段設計している現場の監理をしている際には気付かなかった、現場の方々のご苦労を身にしみて感じている。
と同時に、やはり物づくりは楽しい。ワクワクする。何て、さらっとは言えない。(ここは設計も同じか。。)
もちろん、楽しく、かなり充実した時間を過ごしている。
実際の現場は、次の工程を常に考え、工事の順番をよくよく考え、(ここを間違うと、ため息の出る出戻り作業。。。)その上で、丸ノコと金槌とインパクトとスコップとコテと水糸を持って格闘は、無限に続いていく。
建築は、人間が作り出す中では物資的にも大きな部類のものに含まれ、同時に日本の風景への責任もある。
人間の肉体的な力と人間の精神的な力が合わさって初めて、
自然や社会に受け入れられる、そして許される建物になりうる、と信じて、設計施工をしている。
【自分の建築を自分の手によりつくる】ことで、設計デザイン本来の目的がより深く理解できるように思う。
建築家として生きていく、これからの10年、20年、その先を見据え、この学びを大切にしたい。