光と陰。
先日完成しました沖縄のテナント付の複合型集合住宅。
光と陰。
この世の事象は、全て光と陰。
光だけ見ていると、目の前のモノしか見えない。
陰の部分にこそ、学びと真実がある。
そんなことを建築はいつも教えてくれる。
今日も小鳥たちが唄っています。
先日完成しました沖縄のテナント付の複合型集合住宅。
光と陰。
この世の事象は、全て光と陰。
光だけ見ていると、目の前のモノしか見えない。
陰の部分にこそ、学びと真実がある。
そんなことを建築はいつも教えてくれる。
今日も小鳥たちが唄っています。
突然、雨が降り出す沖縄の夕暮れ時が、僕は大好きだ。
お〜っ、雨や〜って言いながら、
僕の行きつけの第2の書斎から、チャリンコを走らせる。
帰り道、雨宿りがてら、ほな一杯やっていこか〜
ってなる、沖縄の夕暮れ時が大好きだ。
写真は、先日の沖縄の離島から。
自分で建築をつくるようになって、はや一年。
現場で考え、寝ながら考え、移動中も考え、そして空いた時間に名建築に触れる至極の時間。
今までの設計オンリーの時代は、その場に存在している空気感を感じるがために、建築を探し求めていた。
勿論、建築が単に大好き、ということでしかないが。
自分で建築をつくるようになってからは、
これどうやって取り付けてるんやろ、どないなってんねやろ。。。のところに光が当たるようになる。
こうして、いつまでたっても、なぜ?なぜ?と自問していることに、
おっ!おれの脳も正常や!
って思う今日この頃です。
日々改善、日々研究。
今日も小鳥たちが唄っています。
ガウディ?
サン・ピエトロ?
サントシャペル?
はたまた、、、セナンク?
この風景を見て、いろんな風景がよぎった。
でも、ここにある、この郷土の森が僕にとっての世界遺産だと思った。
『この窓は、都市の窓なんです。』
この建物の上階に大きく開けられた正方形の開口部。
最近は、施主様にそのようなお話をさせて頂くことがあります。
建物は、勿論施主様のものであり、幸せに笑顔で暮らして頂くために、
我々も全力で実現へ向けて精進させて頂いております。
と同時に、新たに建ち上がる建物は、日本の美しい風景の一部でもある、
ということを、山本雅紹建築設計事務所では大切に考えています。
そんな風に考えると、日本の風景はより一層楽しく、美しいものになるように思っています。
建物には、裏も表もない、どの面も大切な風景の一部、そしてお天道様は空からも眺めておられる、
ということを常にイメージして、建物の設計に日々取り組んでいます。
数年前にも、一度このブログで書かせて頂いたことがあるが、
今一度、8ちゃん、10ちゃん に告ぐ。
新元号も発表され、個人的には先月末に帰国して、
愛する我が故郷の梅の花を見て、
冬の間も辛抱して、耐え忍んでいたら、きっと花は咲く、
これが自然の摂理だ、と詠んでいたこともあり、
大変共鳴できる元号だと思った。
そして、梅の開花と共に、プロ野球も開幕である。
8ちゃん、10ちゃん に告ぐ。
君たちは、何故最後まで放映しない。
何故、試合のクライマックスになると、いつもの『誠に申し訳ございませんが、、、』で勝手に終わる。
こっちは、一回の表から、アウトを積み重ねてきているのに。
申し訳ないと思っているのなら、改善してくれよ。
お願いだから、もう放映権を獲得しないでくれよ。
10ちゃんに至っては、放映すらしない。
どういうことですか。
いつも言っているが、サンテレビがあるじゃないか。
いい加減、譲ってくれよ。
自分で建築をつくる。今回は、【自分で材料をつくる】の巻。
この挑戦は、郷土の材料を使って建築をつくる、
ことが重要なテーマのひとつになっている。
世にはびこる新建材とやらはNG、なのは勿論のこと、
出来る限り歴史を感じられる材料を使って、建築をつくりあげる。
今は身近にある竹を使って、建築のひと場面をつくっている。
冬の間に切った竹もすべて使い果たし、追加の材料を調達しに、
写真では伝わりにくいが、相当な急斜面に竹がある。
崖で足を踏ん張ろうにも、チェーンソー片手に足場も悪く、親父監修のもと、
近くの樹々にくらい付きながら、竹を切る。
竹は、重い。。!切断した竹がどっち方向へ倒れるか、風の向きもイメージして、切り口を入れ、
切り倒す。というより、切った後、崖を滑らせるようにして、藪から運搬しやすいように、倒す必要がある。
途中、『谷側に足持っていくなよ、竹に持っていかれるぞ。』
なんて、親父からのおそろしいアドバイスを頂戴しながら。。。
竹を切った後、枝をはらい、運搬。
枝を切るにも、竹の枝はなかなかシッカリしてまして、これまたコツが必要で、難しい。
運搬は、ひたすら重い!全長12Mの竹が、しなって、ユッサユッサ。。。
次は、竹を建築に使用する割付に合わせて製材していく(これもコツがいる)。
どれもこれも、すべてナタ一本でおこなっていく。
親父監修のもと、黙々と竹を割っていると、
『そう、そうや!』
『(汗。。。)パキーンっ』
『上手い!』
5年(〜10年)に一回位褒めてくれる、孫には仏だが、息子には厳しめの親父。(母も同様。)
でもなんか、妙に嬉しくて、汗をぬぐいながら、へへへ、と親父の方を見た。
この建築は、自分一人の力で建築をつくりあげることも、テーマの一つになっているが、
いつか遠い将来、親父と二人で竹切ったなぁ、、、って、完成した建築やこの野山を眺めながら、
振り返る日が来ると想うと、なぜかアツいものがこみあげてきた。
自分で建築をつくる。テーマはぶれずに、歴史です。(楽しみながら、まだやってます!!!)
僕は設計を考えるとき、いつも空気を想う。
姿、形、という目に見えるものではなく、
目に見えないもの。
そこが僕にとって最も大切なことだ。
確かに、設計とは決断の連続だ。
姿、形を与えることも設計の大切な一部でもある。
でも、僕は目に見えないものを一番大切にしたい。
僕自身の生き方もそのようにありたい。
先日の旅から帰国し、森のアトリエへ戻ると、春が来ていた!
この前、日本を出発する時は、つぼみだったのに、
山は芽吹き始め、小鳥たちが森のあちらこちらで鳴く練習を始めている。
冬には土に根をはり、春には花が咲く。
確実に、そうなっている。
必ず春は来る。
この美しい風景と優しい時間を共に過ごせて心から幸せに思う。
久しぶりに旅に出た。
昨年から自分で建物を建て始め、
設計事務所を営み始めてから、
初めて!気分転換という存在を知り、至極の幸せ、を得た。
10代の頃から僕の体に染み込んだ【不便な旅】は、
昔のようにスマホ無しで、地図と方位磁石を頼りに、
自分の目で、足で確かめることにある。
日本にずっと居ると気づかないことも、海外を不便に旅することで、日本という国の素晴らしさ、
世界中探しても、こんなに素敵な国はない、と日本を見る目が変わる。
今、自分でつくっている建物、そして愛する郷土への想いを旅先で想う時、
かけがえのない歴史の一部になりうる建物を世につくらせて頂いていることへの感謝の念が生まれる。
建築家
山本 雅紹
Masatsugu Yamamoto
一級建築士
宅地建物取引士
その場にしかない空気を求めて
十代の頃から世界を旅している
あの町のあの曲がり角で感じた風
路地に差し込む光
水面を照らし出す夕陽
樹々の隙間から漏れる光と影
人が彩る熱帯
人が集う静寂
旅は空気を教えてくれる
目に見えない空気をつくりだす
建築は空気。
山本雅紹
<趣味>
旅
世界中の町の空気を肌で感じる旅を10代の頃から続けています。旅を通してその場で感じたことは、建築をつくる上で大きな原動力となっています。
<旅した国>
フランス/イタリア/スペイン/ドイツ/スイス/トルコ/オーストリア/エジプト/アメリカ/フィンランド/カナダ/インド/カンボジア/中国/タイ/インドネシア/メキシコ/ポルトガル
旅のスケッチ
<好きなこと>
ビールを飲むこと