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リノベーションを想う。

image現在進行中のリノベーションの現場から。
 
既存の構造体を活かしながら、周囲の環境を最大限取り込んだリノベーション。
 
リノベーションには既存の制約もあるが、新築にはない面白さがある。
今まで慣れ親しんだ住人の家への愛情を守りながら、我々が新たに提案した空間の変化に、住人が感動し、喜んでくれる、というところにある。
 
既存の制約さえも新たな空間作りへの手掛かりとし、自然環境を最大限取り込み、静謐な空間を生み出す。
 
新築では発生しない仕事も多々あり、手間も掛かるリノベーション。
 
既存建物の図面を元に、緻密に積み重ねられた新しい設計図は、解体をして初めて判明する天井裏、床下、構造体を前に、スピーディな、時には即興での変更を迫られる。
 
その際、反射神経と引き出しの数が勝負になる。
トータルコストの中でのデザインをより意識しながら、どこまでをさわり、どこからはさわらないかをその場その場で考え悩み、完成する空間をイメージしながら現場で決断を重ねていく。
 
費やしたコストに対し、空間の質という意味での最大限の効果を目指しながら。
 
刻一刻変化し、目に見えて生まれ変わる現場、リノベーションはなかなか面白い仕事である。

晴耕雨読。

image週末、我が家の田植えを終えた。
 
どんなに遠くにいても、この時は家族一同集まり、みんなで田植えをする。
 
物心つく前から、参加している田植え。
先祖さんからの田んぼをこれからもずっとずっと家族で耕し、育んでいく。
友達と遊びたい学生時代には、田んぼの手伝いが疎ましかったが、今では自分の中になくてはならない当たり前のこととして根付いてきた。
 
設計と農業。
 
晴耕雨読の暮らしを。

沖縄の設計作品【アートギャラリー沖縄】公開いたしました。

image沖縄の設計作品【アートギャラリー沖縄】公開いたしました。
 
地球の鼓動を映し出す建築。
 
雲の流れと共に、浮かび上がる光と影。
 
【普遍的な自然の営み】と【人間が創り出した作品】を展示するアートギャラリー。
 
建築は、過度に主張すること無く、それらを包み込む器でありたい。

山下達郎 in 沖縄。

image山下達郎。
 
この沖縄の地で、初めて達郎さんのLIVEへ行ってきた。
 
叶えたい夢ランキングTOP10に入っていた達郎さんのLIVE。
 
僕の思い出がいっぱいいっぱい詰まった達郎さんの声、そして名曲の数々。
ほんまに夢のような時間でした。
 
そして〜!
今から25年前。
16歳の僕の心を撃ち抜いた【さよなら夏の日】がぁ…(涙)。
 
達郎さん。
幸せな幸せな時間を本当にありがとう。

本日左官DAY!

image沖縄、設計工事中の現場から。
 
空間の核となる壁。
 
永遠の空間を夢見て、
 
手の痕跡が残る仕事を。
 
 
琉球の風の中で。

設計の現場から in 沖縄。

image

設計の現場から in 沖縄。

image沖縄、設計工事中の現場から。
 
完成までもう少しのところまできた。
 
長い時間と思考の中、生まれた空間。
 
この場、この空気、そして光とともに。
 
永遠の場となることを祈って。
 
 
背中に風を受けながら。

作品が建築雑誌『I’m home』に掲載されました。

image私共が設計させて頂きました作品が建築雑誌『I’m home』に掲載されました。
10ページにわたって掲載されていますので、是非ご覧になって頂けますと幸いです。
 
ご家族とご縁を頂きまして、構想、設計を経て、工事へ。
インテリア、造園、家具もRAKUENでご依頼頂きまして、たくさんの想いがこもった作品です。
 
ご家族の絶え間ない応援と完全な信頼、
そして大きな期待のもと、完成した作品です。
また遊びにいかせてもらいます〜!
テラスでBBQしましょう!
 
これからもずっとご家族と共に、この建築を見守り育んでいきます。

RAKUEN〜ヤシ 造園工事。

image本日、RAKUENの造園工事。
 
掘り起こしたヤシの木を運搬中。
沖縄は毎日あったかい気候。
 
おっきい空の下、汗を流して土と木と、大好きなファミリーと共に。
 
ヤシの木はたくさん種類があり、今回はマニラヤシ、アレカヤシ、ビロウの三種類のヤシを掘り起こし、運搬しました。
テキパキと仕事をして下さるファミリーのおかげで、沢山のヤシ達を無事移植することができました。
 
その後の夜の反省会では、さっき獲ってきてくれたマグロ、ナカミ汁、サバ刺身(沖縄仕様)、島酒を頂いて、笑顔の中で栄養満点補給〜!
 
沖縄の青空の下、大好きなファミリーと共に、これから設計する建物のためにヤシを運んだ日を忘れない。
 
山本雅紹建築設計事務所では、建築の設計と共に、RAKUENでは、造園の設計も行なっております。

【沖縄の海が見える眺望の良い斜面地に住宅を設計する方法】

is32ss_F8G2333ここでは、皆様からよく頂戴いたしますご相談についてお答えいたします。
第一回目は【沖縄の海が見える眺望の良い斜面地に注文住宅を設計する方法】です。
土地探しの過程で、傾斜地の土地はたくさんみかけると思います。とくに沖縄には斜面地がたくさんあります。

ご予算、立地環境、海が見える、高台にあり眺望が良い、小学校が近い等、良い敷地だな、と思って不動産屋さんに敷地を案内してもらっても、《敷地に平らな部分はほとんどなく、斜面しか見えない》なんてことも結構あると思います。

そんな時、あ〜これじゃ、建てられない、と皆様思いがちなのですが、実はこれはすごい【チャンス】なのです。

と言いますのも、
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PROFILE

山本 雅紹

建築家
山本 雅紹
Masatsugu Yamamoto

一級建築士

宅地建物取引士

 

その場にしかない空気を求めて

 

十代の頃から世界を旅している

 

あの町のあの曲がり角で感じた風

路地に差し込む光

 

水面を照らし出す夕陽

樹々の隙間から漏れる光と影

 

人が彩る熱帯

人が集う静寂

 

旅は空気を教えてくれる

目に見えない空気をつくりだす

 

建築は空気。

 

山本雅紹

 

<趣味>

世界中の町の空気を肌で感じる旅を10代の頃から続けています。旅を通してその場で感じたことは、建築をつくる上で大きな原動力となっています。

 

<旅した国>

フランス/イタリア/スペイン/ドイツ/スイス/トルコ/オーストリア/エジプト/アメリカ/フィンランド/カナダ/インド/カンボジア/中国/タイ/インドネシア/メキシコ/ポルトガル
旅のスケッチ

 

<好きなこと>

ビールを飲むこと

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