光と陰。
設計を通して、人生を学ぶ。
世の中の事象は、全て光と陰。
晴れの日もあれば、雨の日もある。
よい光をもとめるなら、よい壁をつくればよい。
そんなことを、設計を始めてから発明した。
設計を通して、人生を学ぶ。
世の中の事象は、全て光と陰。
晴れの日もあれば、雨の日もある。
よい光をもとめるなら、よい壁をつくればよい。
そんなことを、設計を始めてから発明した。
空飛ぶように移動をして、
晴天の沖縄で、本日も撮影日〜!!!
写真は先日、完成したモアイ仲間のお家の撮影風景です。
いつも楽しい時間を一緒に過ごしているお友達の家族、
3世帯が暮らすお家です。
とってもとっても喜んでくれて、素晴らしいお家が完成しました〜!
そして、娘さんがご結婚されるということで、先日結婚式にも出席させて頂きました〜!
本当に心温まる素晴らしい結婚式で、感激しました。
また、披露宴の舞台では、マツコデラックスのそっくりさんが出てきたりと、最高でした!
追って、ブログでご紹介させて頂きます〜
10年前、大阪から単身、ひょっこり沖縄へ来て、沖縄で出会った友達の家を設計する、
ってなんか、感慨深いものがありました〜!
すべてに感謝。
本日、撮影日。
設計案を考え、現場へ行って確認を行い、
また新しい敷地と出会って、イメージを練って、建築を考える。
そして、こうして完成した後に、撮影をする日を迎える。
建築は、とにかく長い。時間がかかる。
そりゃ、建物をつくることって、
様々な制約の中、身近な人間社会において最も大きなものを、無からつくりあげることなんだから、
ましてや、通常以上の素晴らしい建物を求めるとなると、なおさら時間はかかる。
建物をすぐつくることは、簡単で、設計事務所や建設会社さんの経営を考えても、むしろそうすべきだけど、
素晴らしい建物をつくるためには、時間がかかる。当たり前だ。
忘れられがちだが、今、建物をつくっている目先の時間よりも、遥か先に、建築の寿命はある。
建築の寿命はとにかく長い。
建物をつくる時、多少時間がかかっても、それが結局は、施主さんにとって最終的には素晴らしいことになる。
仮に今はよく分かって頂けない方がいたとしても、何年後かには、そう感じる日がきっと来る。
僕はいつも未来を見て、そう感じているし、過去を見ても、今までも実際みんなそうだった。
それを知っているから、建設会社さんも、建築家も、目の前の建築にただ純粋に向き合っている。
やっぱり、建築は文化なんだと思う。
文化だからこそ、施主さん、建設会社さん、建築家は皆、対等で、誰が上でも下でもない関係のもと、
三者が同じ想いを持って建築の実現へ向かう、そんな関係性があって初めて成立するものだと思う。
その関係性があるから、建設会社さん、設計事務所も採算とはかけ離れたところで、歯を食いしばって施主さんのために頑張れる。
そうじゃなかったら、建築はただの消費型のフツーの商品、ちっぽけな自己満足の消耗品にしか成りえない。
僕は、建築はそうあってはならない、と考えている。
だって建築は、日本の風景の一部であり、人類の財産、そして文化なのだから。
僕が旅して出会った世界中の名建築は、その理解の上に、今もこれからも、人類の文化であり続ける。
あ〜。やっとできたなぁ。。。
現場の監督さんと。
監督さんも僕も建築が大好きだから、この仕事を続けている。
二人とも、自分の大切な人生の時間を建築に捧げている。
この建物をつくるのに、設計から工事完成まで5年かかった。
仕事と思うと、採算は?ってことになるけど、採算なんて考えると、
圧倒的にとっくに破綻してるから、
やっぱり、二人とも建築が大好きやからなぁ、ということで何とかやっている。
最後は、好きやからなぁ。ほんま、そこの情熱だけが頼りやなぁ、、、
この設計の時は、なかなか空とのバランスに迷ったなぁ。
現場の監督さんとはええ感じで仕事できたなぁ。
なんて、自分が設計させて頂いた建物の近くを通る時、ふと思い出す。
今年から、自分で工事をし始めた。
建築を想像して、そして実際につくっている。
一人の人間が想像して、次に、手を動かしてつくる、この現実的に必要な時間を想うと、
絶対的に、僕に残された時間はない。
と、最近つくづく思う。
写真は、何度もスケッチをして、イメージした空間。
地面をしっかり捉えながら、時を経て、生き続ける建築にしたいと思った。
僕が死んでからも、ずっと残ってたらええなぁ。。。
現在進めさせて頂いております現場から。
この建物は、施主様の
私共の設計デザインへの取り組みについて、深いご理解を頂戴致しまして、建物の設計デザインだけではなく、家具造園のご依頼も賜り、
R A K U E N interior で家具、造園の設計デザインもさせて頂いております。
現場にて、R A K U E N interior造園の職人さんと打ち合わせを行い、
2階リビングの開口窓からの中庭の見え方や空間全体のバランスを入念にチェックしております。
この建物の建つ環境は、隣家が密集している住宅街にありますが、太陽の光を取り入れながら、
プライバシーを最大限確保した生活ができるコートハウスの構成をとっています。
すべてのお部屋からコートハウスの中庭が眺められるように設計を行い、光と風、そして樹々の移ろいが
お家に居ながら感じられる木の温もりある空間となっています。
設計デザインを終えると、次は工事に入り、工事中も施主様からの追加のご要望も臨機応変にその都度反映させて頂いております。
そして施工会社さんの現場との全体バランスもコントロールしながら設計監理を行なっていきます。
最後の家具、造園まであと少し。
施主様に喜んで頂けるお家を完成させるために。
大工道具を求め、三木市の金物市へ行ってきた。
その折に、重源の浄土寺へ。
時代を経て、残り続ける建物を前に、同じ建築家として、これ以上ない幸せ、と重源を羨む。
大工道具もバッチリ手にいれ、帰ってから、床板の取り付けを古手の釘でやってみた。
ほぉ〜!これええがな。
HAPPY LIFE。
沖縄の現場から。
施主様の温かい応援と、施工会社さんの熱意、
そして我々の想いを重ね合わせて、ようやくここまでたどり着いた。
建築は、とにかく手間暇がかかる。
最初にこの土地を訪れてから、丸4年になる。
様々な設計構想を練り、夢を描き、5年目を迎える年に完成を迎える。
自分の人生と重なるようにして僕の建築は存在する。
だからこそ、目の前の今この建物に全てを捧げたい。
なにかおおきいものを感じたい。
普段生活していると、いつの間にか人間が作り出した世界の中でどっぷり生きている。
今、目の前にあることは、
誰かが作り出した世界なのかもしれない。
2000年前の人たちは、自然の中で悠々と生き抜き、
僕と同じ空を見上げて、何を感じていたのか。
なにかおおきいものを感じながら、生きていきたい。
衣食住の住。
家族が安心して住む場所をつくる。
何もないところから
一から家族の夢を抱き
設計案を練り
そして日本の風景をつくっていく。
みんなで一つのおんなじ世界を見つめながら。
建築家
山本 雅紹
Masatsugu Yamamoto
一級建築士
宅地建物取引士
その場にしかない空気を求めて
十代の頃から世界を旅している
あの町のあの曲がり角で感じた風
路地に差し込む光
水面を照らし出す夕陽
樹々の隙間から漏れる光と影
人が彩る熱帯
人が集う静寂
旅は空気を教えてくれる
目に見えない空気をつくりだす
建築は空気。
山本雅紹
<趣味>
旅
世界中の町の空気を肌で感じる旅を10代の頃から続けています。旅を通してその場で感じたことは、建築をつくる上で大きな原動力となっています。
<旅した国>
フランス/イタリア/スペイン/ドイツ/スイス/トルコ/オーストリア/エジプト/アメリカ/フィンランド/カナダ/インド/カンボジア/中国/タイ/インドネシア/メキシコ/ポルトガル
旅のスケッチ
<好きなこと>
ビールを飲むこと