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【日々研究】自分で建築をつくる。 #9

自分で建築をつくるようになって、はや一年。

 

現場で考え、寝ながら考え、移動中も考え、そして空いた時間に名建築に触れる至極の時間。

 

今までの設計オンリーの時代は、その場に存在している空気感を感じるがために、建築を探し求めていた。

勿論、建築が単に大好き、ということでしかないが。

 

自分で建築をつくるようになってからは、

これどうやって取り付けてるんやろ、どないなってんねやろ。。。のところに光が当たるようになる。

 

こうして、いつまでたっても、なぜ?なぜ?と自問していることに、

 

おっ!わしの脳も正常や!

 

って思う今日この頃です。

 

日々改善、日々研究。

 

今日も小鳥たちが唄っています。

 

世界遺産。

ガウディ?

 

サン・ピエトロ?

 

サントシャペル?

 

はたまた、、、セナンク?

 

この風景を見て、いろんな風景がよぎった。

 

 

でも、ここにある、この郷土の森が僕にとっての世界遺産だと思った。

都市の窓。

『この窓は、都市の窓なんです。』

 

この建物の上階に大きく開けられた正方形の開口部。

 

最近は、施主様にそのようなお話をさせて頂くことがあります。

 

建物は、勿論施主様のものであり、幸せに笑顔で暮らして頂くために、

我々も全力で実現へ向けて精進させて頂いております。

 

と同時に、新たに建ち上がる建物は、日本の美しい風景の一部でもある、

 

ということを、山本雅紹建築設計事務所では大切に考えています。

 

そんな風に考えると、日本の風景はより一層楽しく、美しいものになるように思っています。

 

建物には、裏も表もない、どの面も大切な風景の一部、そしてお天道様は空からも眺めておられる、

 

ということを常にイメージして、建物の設計に日々取り組んでいます。

 

 

8ちゃん、10ちゃん に告ぐ。

数年前にも、一度このブログで書かせて頂いたことがあるが、

今一度、8ちゃん、10ちゃん に告ぐ。

 

新元号も発表され、個人的には先月末に帰国して、

 

愛する我が故郷の梅の花を見て、

 

冬の間も辛抱して、耐え忍んでいたら、きっと花は咲く、

 

これが自然の摂理だ、と詠んでいたこともあり、

大変共鳴できる元号だと思った。

 

 

そして、梅の開花と共に、プロ野球も開幕である。

 

8ちゃん、10ちゃん に告ぐ。

 

君たちは、何故最後まで放映しない。

 

何故、試合のクライマックスになると、いつもの『誠に申し訳ございませんが、、、』で勝手に終わる。

 

こっちは、一回の表から、アウトを積み重ねてきているのに。

 

申し訳ないと思っているのなら、改善してくれよ。

お願いだから、もう放映権を獲得しないでくれよ。

 

10ちゃんに至っては、放映すらしない。

どういうことですか。

 

いつも言っているが、サンテレビがあるじゃないか。

 

いい加減、譲ってくれよ。

 

【竹!竹!】自分で建築をつくる。 #8

自分で建築をつくる。今回は、【自分で材料をつくる】の巻。

 

この挑戦は、郷土の材料を使って建築をつくる、

ことが重要なテーマのひとつになっている。

 

世にはびこる新建材とやらはNG、なのは勿論のこと、

出来る限り歴史を感じられる材料を使って、建築をつくりあげる。

 

今は身近にある竹を使って、建築のひと場面をつくっている。

 

冬の間に切った竹もすべて使い果たし、追加の材料を調達しに、

写真では伝わりにくいが、相当な急斜面に竹がある。

 

崖で足を踏ん張ろうにも、チェーンソー片手に足場も悪く、親父監修のもと、

近くの樹々にくらい付きながら、竹を切る。

 

竹は、重い。。!切断した竹がどっち方向へ倒れるか、風の向きもイメージして、切り口を入れ、

切り倒す。というより、切った後、崖を滑らせるようにして、藪から運搬しやすいように、倒す必要がある。

 

途中、『谷側に足持っていくなよ、竹に持っていかれるぞ。』

なんて、親父からのおそろしいアドバイスを頂戴しながら。。。

 

竹を切った後、枝をはらい、運搬。

枝を切るにも、竹の枝はなかなかシッカリしてまして、これまたコツが必要で、難しい。

運搬は、ひたすら重い!8Mの竹が、しなって、ユッサユッサ。。。

 

次は、竹を建築に使用する割付に合わせて製材していく(これもコツがいる)。

どれもこれも、すべてナタ一本でおこなっていく。

 

親父監修のもと、黙々と竹を割っていると、

 

『そう、そうや!』

 

『(汗。。。)パキーンっ』

 

『上手い!』

 

5年(〜10年)に一回位褒めてくれる、孫には仏だが、息子には厳しめの親父。(母も同様。)

 

でもなんか、妙に嬉しくて、汗をぬぐいながら、へへへ、と親父の方を見た。

 

 

 

この建築は、自分一人の力で建築をつくりあげることも、テーマの一つになっているが、

 

いつか遠い将来、親父と二人で竹切ったなぁ、、、って、完成した建築やこの野山を眺めながら、

振り返る日が来ると想うと、なぜかアツいものがこみあげてきた。

 

 

自分で建築をつくる。テーマはぶれずに、歴史です。(楽しみながら、まだやってます!!!)

 

 

その場の空気。

僕は設計を考えるとき、いつも空気を想う。

 

姿、形、という目に見えるものではなく、

 

目に見えないもの。

 

そこが僕にとって最も大切なことだ。

 

確かに、設計とは決断の連続だ。

姿、形を与えることも設計の大切な一部でもある。

 

でも、僕は目に見えないものを一番大切にしたい。

 

 

僕自身の生き方もそのようにありたい。

 

必ず。

先日の旅から帰国し、森のアトリエへ戻ると、春が来ていた!

 

この前、日本を出発する時は、つぼみだったのに、

山は芽吹き始め、小鳥たちが森のあちらこちらで鳴く練習を始めている。

 

冬には土に根をはり、春には花が咲く。

確実に、そうなっている。

 

必ず春は来る。

 

この美しい風景と優しい時間を共に過ごせて心から幸せに思う。

 

 

旅へ。

久しぶりに旅に出た。

 

昨年から自分で建物を建て始め、

設計事務所を営み始めてから、

初めて!気分転換という存在を知り、至極の幸せ、を得た。

 

10代の頃から僕の体に染み込んだ【不便な旅】は、

昔のようにスマホ無しで、地図と方位磁石を頼りに、

自分の目で、足で確かめることにある。

 

 

日本にずっと居ると気づかないことも、海外を不便に旅することで、日本という国の素晴らしさ、

世界中探しても、こんなに素敵な国はない、と日本を見る目が変わる。

 

今、自分でつくっている建物、そして愛する郷土への想いを旅先で想う時、

かけがえのない歴史の一部になりうる建物を世につくらせて頂いていることへの感謝の念が生まれる。

 

沖縄設計実例 CAVE complex 2015-2019 木 × コンクリート

先日完成いたしました、沖縄設計実績 CAVE complex 2015-2019 木 × コンクリートの外観です。

 

周辺の街並みへの影響を考え、建物のボリュームを出来る限り抑えるために、

建物は多面体の形態をとり、周辺環境へ圧迫感がない建物デザインとなっています。

 

建築は、街並みを考え、出来るだけ控えめに。

 

70坪弱という限られた敷地に、各階毎に異なる5つの用途を全て取り込み、

 

傾斜地である角地の立地を最大限生かした設計となっています。

 

 

沖縄の空の下、この建物が風景の一部になることを願って。

 

 

僕のCAVEとは。 〜 その1

沖縄設計実績 CAVE complex テナントビルの外観写真です。

 

日本では、コンクリート打ち放しの建物は昔からありますが、コンクリート打ち放しといえば、

大阪が生んだ偉大な建築家安藤忠雄さんが根付かせた、ツルッとした綺麗な表情が、

よくあるものとして定着しています。

 

設計や現場では、コンクリートのパネル割りやセパ割りにパワーを注ぎ込み、安藤さんが定着させたコンクリート打ち放しを、皆さんつくっているように思います。

 

僕も駆け出しの頃は、コンクリート打ち放しの表情は、そのようなもの、として考えていた一人ですが、

今から10年ほど前、僕がつくっている現場で偶然に出会った、ある姿に魅了されてからは、

僕独自のコンクリート打ち放しを研究追求するようになりました。

 

当時、僕も事務所でパネル、セパ割りを一生懸命にこなしていましたが、

ある日現場へ訪れた際、荒々しいコンクリート面に、夏の陽射しが突き刺さっている姿に遭遇したのです。

 

まだ工事中のため、ガラスが入っていないトップライトからは、お盆前の夏の真っ青な空が広がり、

雲の動きに合わせて、その荒々しいコンクリートが、

 

ぼわぁん、ぼわぁん、、、、と、まるで生きているかのように、

 

呼吸しているかのように、僕の目の前に現れたのです。

 

 

ところで、

コンクリートというのは、硬く、冷たいものであり、設計デザインを相当に緻密に検討しないと、

人が生活する空間としては、厳しく、固く、そして圧迫感の塊になってしまいます。

 

僕は、コンクリートの建物をイメージするときは、まずこのコンクリートが持つ負のイメージを、

いかに払拭し、人が安らかに暮らせる空間をつくるか、ということを大切に考えています。

 

 

脱線をしましたが、

当時、その呼吸をしているコンクリートの壁を前に、しばらく動けなかった記憶があります。

 

日頃考えていた、コンクリートの負のイメージを払拭し、人が心穏やかに暮らせる空間をつくるためには、

ツルッとした綺麗な壁ではなく、地球の鼓動を映すような壁、息づかいが感じられる壁が必要だ、と感じ、

 

当時完成した建物に、【人間が棲まう原初的な場】という意味を込めて、

CAVE と名付け、本州や沖縄、日本全国で建築しています。

 

10代の頃、旅で出会った僕が最も大好きな建築の一つである、インド エローラの光にも思いを馳せ、

現場で出会ったあの夏の日以来、僕のコンクリート打ち放し【CAVE】は違ったものになりました。

 

CAVE、【人間が棲まう原初的な場】については、

ここでは語り尽くせないので、改めてまたの機会に語りたいと思います。

 

ちなみに、今は風景と共にある詩人のようなCAVEを設計しています。

 

PROFILE

山本 雅紹

建築家
山本 雅紹
Masatsugu Yamamoto

一級建築士

宅地建物取引士

 

その場にしかない空気を求めて

 

十代の頃から世界を旅している

 

あの町のあの曲がり角で感じた風

路地に差し込む光

 

水面を照らし出す夕陽

樹々の隙間から漏れる光と影

 

人が彩る熱帯

人が集う静寂

 

旅は空気を教えてくれる

目に見えない空気をつくりだす

 

建築は空気。

 

山本雅紹

 

<趣味>

世界中の町の空気を肌で感じる旅を10代の頃から続けています。旅を通してその場で感じたことは、建築をつくる上で大きな原動力となっています。

 

<旅した国>

フランス/イタリア/スペイン/ドイツ/スイス/トルコ/オーストリア/エジプト/アメリカ/フィンランド/カナダ/インド/カンボジア/中国/タイ/インドネシア/メキシコ/ポルトガル
旅のスケッチ

 

<好きなこと>

ビールを飲むこと

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