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R A K U E N

写真お盆の真っ只中、新しい計画地を訪れた。
 
この計画は R A K U E N の造園の仕事になる。
 
造園は建築とは異なるひらめきでつくられる。
 
しかし根底に流れている体温は同じだ。
 
命かよう草木と触れ合い、宇宙をつくりあげる。
 
R A K U E N

美しき世界。

いこの風景を前に。
 
神様がつくられた世界は何て美しく、静謐なのだろう。
 
自然の美しさが響く心でありたい。
 
日々心軽やかに。
 
 
背中に風を受けながら。

責任感。

写真8チャン、10チャンに告ぐ。
 
いつもいつも試合終了までできんことがわかっていて、なぜ放映する。
なぜ放映権を手に入れた?
放送終了間際にいつもいつも『誠に申し訳ございませんが放送を終了させて頂きます』
何回同じセリフでごまかすんだよ。謝るんだったら改善してくれよ。
謝るんだったら、最初から放映するなよ。
8チャン、10チャンは手をあげるなよ。頼むから手をあげないでくれよ。
 
球団よ。どうして試合終了まで放映しないチャンネルに放映権を与えるんだよ。
サンテレビがいるじゃないか。
サンテレビがあるじゃないか。
君はいつも最後まで見せてくれる。君には責任感がある。
 
甥っ子から初めておじさんと呼ばれた夜に。

雲の下で。

1手が届きそうな雲の下で。
琉球の空は蒼く深く、そして雲がシスティーナ礼拝堂のような。。。
 
クライアントとのご縁。そして夢を描き、構想を練る。
夢だけではない現実的な諸制約も踏まえ、設計作業が進められる。
行ったり戻ったりしながら。
最初に敷地に訪れた日から、3年。こうして真夏の空の下、工事を進めている。
 
建築はモノでありながら、モノではない。
 
魂がはいっているからだ。
 
そう生きたい。

田植え。

写真2今年も仕事の合間をぬって、実家の田植えをしてきた。
早朝から夕方まで、皆で助け合いながら田をさせて頂く。
正午、田の脇にある土間に腰かけて、皆でお昼を頂き、酒を飲む。
そしてまたお天道様の下で土を触り、汗を流す。
 
人間は自然に生かされている。
 
目先のことに一喜一憂すること無く、自分を信じ心を磨いていきたい。

G U S U K U 作品公開。

3心の底から温かい空気が湧き上がってくるような主人。
いつも笑顔で家族を包み込む奥さん。そして宝の四人の子供たち。
この家族のための家。
会話を重ね杯を交わし、そして極上の海の幸をいただきながら何度も何度も案を練った。
次第にこの家族のための空間が現れ出した。
設計行為としては、いくつかの流れが存在する。
この空気のような流れを読み取りながら我々の建築はつくられる。
ひとつは土地、場の持つ力に導かれるようにイメージを生み出す流れ。
そして家族の心の映像を反芻しながらイメージを生み出していく流れ。
双方を行ったり来たりしながらイメージを形作っていく。
 
この家では施主の深いご理解のもと、設計期間を豊かに確保して頂いた。
もの作りにおいて、締め切りなるものは誤解を畏れずに言えば存在しえない。
思考を区切ることなどできないのだから。
限られた予算の中で様々な建築の制約の中で、完成するその日まで毎日思考する。
 
家族の温かい声援と励まし、そして海のような大きな心に包まれながらこの建築は完成した。

時。

写真時は絶え間なく流れ、今という時も過去とすぐ隣り合わせである。
 
旅で出会った風景を前にそんなことを思った。
 
全ての事柄は、過去現在未来とつながっている。
 
僕にとって今を生きることこそが全てだと思った。
 
 
背中に風を受けながら。

沖縄浦添の家。

写真大きな開口からは悠久の時を刻む浦添城址がある。
 
大きな吹き抜けを囲むようにある本棚とデスク。
 
家族の風景。
 
集う場を。 G U S U K U

造園。

写真『繊細さではなく、力強い樹を。』
昨年完成した住宅に植える樹を探しに、山へ。
昨今の造園では比較的繊細に映る株立ちの樹が多く見受けられるが、ここでは観賞用ではなく、力強い樹をイメージした。
以前からずっと気になっていた一本立ちの紅葉。
空に向かって大きく腕を広げ、風で新緑の葉が揺れている。
建築の設計段階からイメージしている樹。様々な空間から見える視界。そこに映る世界を樹々と共に、光と共にイメージしながら設計は進められる。一本の樹と運命的に山で出会って設計が大きく進む時もある。
建築と造園。同じ美意識でつくられてはじめて美しい世界になる。
 
建築と造園の融合。  R A K U E N

異国にて。

写真目の前はどこまでも続く湖。
屋外の大きな軒のある空間にて。
 
風の音、水の音、樹々の音。
自然の音を愉しむ時間。
 
料理、樹、お酒。そして働く人々。心を癒してくれる風と共に、ここでは目に見える全てが美しい。全てが生き生きと輝いている。
 
異国にて。 背中に風を受けながら。

PROFILE

山本 雅紹

建築家
山本 雅紹
Masatsugu Yamamoto

一級建築士

宅地建物取引士

 

その場にしかない空気を求めて

 

十代の頃から世界を旅している

 

あの町のあの曲がり角で感じた風

路地に差し込む光

 

水面を照らし出す夕陽

樹々の隙間から漏れる光と影

 

人が彩る熱帯

人が集う静寂

 

旅は空気を教えてくれる

目に見えない空気をつくりだす

 

建築は空気。

 

山本雅紹

 

<趣味>

世界中の町の空気を肌で感じる旅を10代の頃から続けています。旅を通してその場で感じたことは、建築をつくる上で大きな原動力となっています。

 

<旅した国>

フランス/イタリア/スペイン/ドイツ/スイス/トルコ/オーストリア/エジプト/アメリカ/フィンランド/カナダ/インド/カンボジア/中国/タイ/インドネシア/メキシコ/ポルトガル
旅のスケッチ

 

<好きなこと>

ビールを飲むこと

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