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ゴォーッ!!!

これはほんまにあかん!
いっぺん行ってみようということでナイアガラ立ち寄りました。
いやいやこれはしゃれならん。すごい景色、とかいう前にめちゃめちゃ危ない。恐怖の滝です。美しい、、とかいう前にとにかく危ない。写真では伝わらないのが悔しい。。このナイアガラの怒号が。ほんまにほんまにすごい音なんですって!ごぉ〜っ!!!ですわ。
向こうのずぅ〜っと向こうの方からどんどん押し寄せてくる水の流れ。ひとつずつは弱くても集まるとすごくとてつもない力になって押し寄せてくる。
建築も小さなひとつずつの細やかな積み重ねで素晴らしい空間、力強い空間ってできるんだな。。山下清、風。

女子寮にて。

これなんです。この建築が見たくって、見たくって。。
ずっと会いたかった。ルイスカーン。アメリカの旅からです。
この建築はアメリカペンシルバニア州にある、滞在先のNYマンハッタンからハイウェイで3時間のところにある建築家ルイスカーンの傑作のひとつ、大学の女子寮です。
本では学生時代からずっと見てたルイスカーンの建築。図面と写真をにらめっこしてイメージするものの、なかなか空間が浮かんでこなかったカーンの建築。初めてたどり着いた。。
中に入ると。。プランはシンプルな構成のはずが、一歩足を踏み入れると。。ウォーっ!この空気、光、構成。素晴らしい建築には、目には見えないが独特の旋律がある。いやもう、僕の目には見えている。
女子寮の食堂に男子ひとりスケッチブックを片手にさまよう姿はまさに挙動不審。そんなことお構いなしに、僕には目の前の偉大な建築しか見えない。いつもならスラスラ進むスケッチもこの時ばかりは描くのに立つ位置をわざわざ変えないと描ききれない、把握しきれない。それほど豊かで奥行きのあるカーンの空間。
ルイスカーンに少しでも近づきたい一心で、無我夢中にスケッチした天国のような5時間だった。

カニカニカニ〜!

カニカニカニ〜!
カニの季節が来ましたで〜!
ぼちぼちカニ食いに行って来ます〜!
昨日は案も浮かんだし、今週からは再度角度を変えてスケッチ書いたり、模型とにらめっこです。
先日、映画猿の惑星行って来ました。猿の微妙な表情の変化、おもろかったです。人間と猿、この力関係よう考えたらほんまは危ういもんやなぁ、と思いました。人間は好き勝手してますからね。猿の惑星、次の舞台はNYなんすかねー。
映画〜岩盤浴〜マッサージのコース。大のお気に入りです。露天風呂の五右衛門風呂で昼間、空見ながら案考えるんがなかなかええサイクルかも。案がひらめくシチュエーションを日々探しながら、心を鎮めるようにしています。ヒラメキは静かな心の底から生まれる気がします。空間が夢に出てきたらいよいよ間近!って感じかな。。
さっきスタッフが教習所から帰って来ました。免許とれたみたいです。おめでとー!!!うれしそうです。
ぼちぼち昼ですわ。カニクリームコロッケでも食うて瞑想しますわ。って、なんでやねんっ!?

グルグルグル。

グルグルグル〜
回ってます。頭の中。悩んでます。。
只今、計画案を練ってる最中。
事務所にある自転車をこぎながらブログ書いてます。気分転換がてら。
悩んでます。こいでます。
建物の配置が決まらん。無限にある配置。でも無限ではなくなる瞬間がある。手を動かせ。手を動かして脳に信号を送れ。
無限ではなくなる瞬間に出会うまで。。今晩も遅なりそうやな。。
今日からツイッター始めました〜
写真はヴェニスのステイ先ホテルにて。

カカシの家。

とうとうカカシが家になりました!
その名も、KAKASHI。写真は奈良県にある去年完成したお家です。このお家はカカシをイメージして、構造的にも木の骨組みをシンプルに表現した空間になっています。
奈良ののどかな田園風景に伸びやかに大らかに広がる大空間。光、風を素直に表現した木の打ち放しの空間。構造体のみで空間をデザインし、質実剛健な姿になるように設計しました。
ご家族の皆様にはいつも温かいお言葉をかけて頂いて、工事中も現場にしょっちゅう差し入れを持ってきて下さったりと、昨日のことのように思い出します。たまたま僕の実家とも近くて親父のカカシも楽しんで頂いてる、特に身内のようなKさん家族。kuちゃんもおっきくなったんかなぁ。Kさん年内に必ず遊びに行きまーす!いつもほんまに心の中にあります。。
KAKASHI、近々作品ページで紹介します。

光。

現在計画中案件の敷地調査の帰り道です〜
西側が道路のこの敷地は、西陽をいかに設計するか、を最大のテーマに環境と向き合っています。今日は西陽を感じるために敷地へ再度行ってきました。
光の設計は僕たち事務所の命です。春は新緑と共に柔らかい光を導き、夏のギラギラした光は反射光で取り込む。秋には澄みきった空気と共に陽光を得て、冬は命の光を求めて、、人も建物も自然も光を求めて。。。
大きな面の光、一筋の光、回り込む光、拡散する光、集める光、膨張する光、上からの光、下からの光、反射する光。。畑を挟んで建ってる白壁の家に反射した光。無限にある無数の光。周りをキョロキョロ見渡しながら、自然を感じながら僕らの設計は進んでいく。。。光を求めて。

アンコールワット。

写真は僕の特にお気に入りの遺跡、カンボジアアンコールワット。
数年前まではまだ内戦状態で、遺跡の周りは今ほど観光地化されておらず、ジャングルの中に忘れ去られていた感が色濃く残るカンボジアアンコールワット。
旅のお供にバンを一台チャーターし、現地の人の運転でいざ!ガッタンガッタンデコボコ道を走る。ん、、!?おーっっ!!!見えてきたぁ!緑の中からチラチラっと、、水面に浮かぶ遺跡のシルエットが。。
いざ、接近!ということで車から降りる。運転手の彼が、、、ん、、!?んーっ!なぜだ、、??彼は大きく迂回して遺跡へ近づいて行く。そんなに迂回してたら、遠いで!はやる気持ちの私。
とここで、、!も、もしや。そ、そうか。。そういうことか。。。
内戦の悲しい傷跡がまだアンコールワット、カンボジアには残っている。それでも現地の人々はたくましく、子ども達の笑顔は輝いていた。
何一つ不自由ない日本でぬくぬくと生きている僕。有るということは無い、無いということは有る、ということなのか。アンコールワットの夕陽を見てふと思った。

甥っ子。

いきなりですが、甥っ子が郵便で突然送ってきました。
ちゃんとヒゲついてます。。
生まれた時からずーっとかわいがってる僕の甥っ子。いつの間にか小学生になりました。ほんまに目の中にいれても痛くない甥っ子です。
『最近、沖縄にお仕事で行ってんねんで。沖縄ってどこかわかるか?』って聞いたら『うん、知ってる。台湾の近くやろ』って言いました。げっ!?『ほんなら沖縄といえば何?』と聞くと『うぅん、、えぇっと、、東シナ海』って言い出しました。えぇっっー!!!地理把握ですかぁ〜、、、
ということで、本日もお越し下さいまして誠にありがとうございました。建築展&相談会、皆様のおかげで二日間無事終えることができました。良き出会いを頂きまして、ありがとうございます。皆様これからもよろしくお願いします。
近々甥っ子が一人で遊びにくるそうです。めちゃ楽しみ!

建築展&相談会初日。

建築展&相談会初日、お疲れ様〜!
ということで、本日お越し下さいましたお客様からのいただき物、サザエてんこ盛り、シマダコそして恩納村のぷりっぷりの海ぶどう〜!ダダァーン!!!事務所のテラスにてスタッフみんなと一緒にたらふくいただいておりまーす!!!
S様、ほんまに感謝感動でございます!これから末永いお付き合い何卒よろしくお願い申し上げます。
そして皆様、本日もたくさんのご来場誠にありがとうございました。
明日もご予約頂いてますお客様、お会いできますこと楽しみにしています!

二人の夏。

20111103_2272406『おーっっ、、、、こ、、これは!!!』
 
第一発見者はそう思ったはず。。
 
写真はアメリカ メサベルデ遺跡群、森の茂みから。
 
先住民の集落、生活の跡、人々の生きた痕跡が残る忘れ去られたうっそうと茂る高度数千メートルの森の中。
ただただその場に身を寄せ、岩肌に手を顔をすり寄せ、心を捧げる。
 
森の木々、風、光が自然の中に神がいることを気付かせてくれた幼なじみの親友とアメリカ縦断した22の夏。
 
ホットドックをほおばり、広大な大地を風を受けて駆け巡った。
大きな大きな大地と空の間、二人で移り変わる雲を眺め、ひとっこ一人いないこの世の楽園のようなビーチで波と遊び、月明かりをたよりに車を走らせ、思いつくまま思うままに二人で旅した夏の日。
 
あの夏の降ってきそうな星空のようにキラキラ輝いた僕らの宝物は、今もいつまでも二人の夏を運んでくれる。

PROFILE

山本 雅紹

建築家
山本 雅紹
Masatsugu Yamamoto

一級建築士

宅地建物取引士

 

その場にしかない空気を求めて

 

十代の頃から世界を旅している

 

あの町のあの曲がり角で感じた風

路地に差し込む光

 

水面を照らし出す夕陽

樹々の隙間から漏れる光と影

 

人が彩る熱帯

人が集う静寂

 

旅は空気を教えてくれる

目に見えない空気をつくりだす

 

建築は空気。

 

山本雅紹

 

<趣味>

世界中の町の空気を肌で感じる旅を10代の頃から続けています。旅を通してその場で感じたことは、建築をつくる上で大きな原動力となっています。

 

<旅した国>

フランス/イタリア/スペイン/ドイツ/スイス/トルコ/オーストリア/エジプト/アメリカ/フィンランド/カナダ/インド/カンボジア/中国/タイ/インドネシア/メキシコ/ポルトガル
旅のスケッチ

 

<好きなこと>

ビールを飲むこと

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