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お宅訪問パート4

先日、お宅訪問させて頂きました〜
完成して早いものでもう5年。このお家は僕にとって原点のような作品です。敷地に何度も通ってた事務所への帰り道、車を停め突然舞い降りたイメージを描き留めたあの日のことが昨日のことのように甦ってきます。僕の建築家としての第一歩である想いの一杯詰まった作品です。
今回の訪問は新しい家族の仲間が増えたこともあって、庭の空間の模様替えということで訪問させて頂きました。室内、外部を問わず少しの模様替えでも元の空間のイメージと変わらないかといつも気にして頂き相談して下さって、これ以上ないありがたさに感謝感激です!
完成して5年。隅々まで施主さんの想いが詰まったお家になってるのを見てとても嬉しく、そしてご家族の大切な歴史の一部になっているお家を愛おしく感じました。
これからもご家族とのかけがえのない出会いに感謝して、そして世界に一つしかない敷地との
出会いに感謝して、そこにしかない宇宙を作っていきます。

いいすたぁぁぁ。。。

おそるべしっ!イースター祭!なんて言ったら怒られるか。。。
けど!しかし!旅人にはあまりにも辛く苛酷な。。。
先日のヘルシンキでのこと。パンと水を買うべく、とあるスーパーに入り並んでいると、前の人と何やら会話になり話していると『(食料)それで足りるのか』的なことを言う。
そして『明日はイースターだから店は全て閉まってるよ』だぁって。『なぁにがぁ??んな訳ないやん』『本当だって!』『りぃぁりぃ〜!?』『イヤァ(YES)』『おぅまぁいがぁぁっっっ!!!(激涙)』どうやらイースター期間中はどこもかしこもeverythingcloseということらしく。。(後でわかることになるのだが、ホテルのフロントでさえも)てなことで遥か北の地で立ちすくみ。。なんてしてられないてことで、この北欧旅での一番目玉のトゥルクの教会へ無謀にも行ってみることに。堅くて分厚い扉に張り紙が。。
『HAPPY EASTER!!!』『うぎゃ!。。』てなことで外から窓にへばりついて中をイメージする、、しかない。。旅の最終日、もしやということで往復400キロ、再度トライしてみるが。。『HAPPY EASTER!!!』(。。。放心状態)

KAIRO

先日、お宅訪問させていただきました〜
去年完成したお住まいは、ご夫婦の素敵なセンスで本当に静寂な空間になっていました。
このお家はまずアプローチの回廊から家に入っていきます。回廊は外の照りつける太陽から守られた少しひんやりした空間です。そして玄関へ、扉を開けると静かな澄んだ空気が流れていました。そこでご夫婦に迎えて頂き、そこから楽しい時間を過ごさせて頂きました。『このお家は色んな発見があるんです!季節や時間によって入る光の表情が素敵で…』など設計した者としては本当に嬉しいことづくめで感動しました。『アプローチの回廊は一見無駄なスペースに思うけど、ここがあるから外から帰っても、この空間で一旦クリアにして家に入れるんです。この回廊のおかげで切り替えれます』なんて言われた時は感動で、寒イボ出ました。
この仕事を通し色んな人達と触れ合え、そして人様に喜んで頂ける幸せを感じています。
K様、仕事の原点を教えて頂きまして本当にありがとうございました。
今後お家がどのように育っていくのかすごく楽しみです!また遊びに行きます!

あの空気。。。

先日、ポルトガルへ行ってきました。
僕にとって旅は自分と向き合える時間。
そして異国の地での生活は、普段自分が忘れていたものを発見できる時間です。
田園風景の中、電車に揺られ様々な思いを巡らせ次の町を目指します。
どんな景色が待っているのか、、今晩の泊まるとこはあるんかな、、なんて考えながら。。
その町に着いたら、早朝から練り歩きます。広場、路地、勿論見たかった建築も何とか探し出します。けど僕の心に一番残ってるのは、その町の時間。
そこでしか流れていない時間、空気、光、空、風、匂い。。。
ふと目を閉じると目の前には、あの時のあの時間のあのシーンが次々と出てきます。
僕の建築もそこにしかない建築でありたい。
写真はポルトという町のとあるサンセットです。

SUIDEN

先日といっても先月、年間行事の田植えをしました。
いつものようにおてんと様に手を合わせ入田しました。そして長い一日が始まります。家族の代表者として神聖な空間に苗を描いていきます。途中、入れ替わり立ち替わり長老達(祖父、父、叔父)の指導(クレーム)が入り、彼らの流儀に一応敬意を表しながら。。。(難儀)
機械で植えるのですが、なかなかなかなか終わらない。ひとつずつ丁寧に粘り強く進めていく。目をチカチカさせながら。。このひとつずつの作業の積み重ねが秋の天の恵み、収穫につながる。その時ふと感じた。建築と同じだ。。。
建築も様々な人達の想いの結集だ。ひとつずつ丁寧に粘り強く、その結果生まれる空間、宇宙。みんなの想いを集めて、育てていく。
これからもそんな仕事がしたい。目をチカチカさせながら。。

お宅訪問パート3

本日、お宅訪問させて頂きました〜
お住まいになられて少し落ち着いたかなぁ〜、ということでお顔を拝見したく、点検も兼ねておじゃましました。同年代のお施主さんで設計中からずっと仲良くさせて頂いてまして、こだわり派のご主人の好みが随所に見られる住まいにとても嬉しく楽しい時間を過ごさせて頂きました!
写真は現在お住まい中の生写真でして、とてもスッキリと綺麗にして頂いてましてありがとうございます!(収納もちゃんと作ってますので。。なぁ〜んて。。)このお家には土間がありまして、玄関から通り庭の様に奥の部屋まで続いていきます。ですのでどこで靴を脱いでも、どこで腰をかけてもいいようになっています。風の道でもあり、みんなの居場所でもあり、そしてご主人の趣味のバイクの居場所でもあります。おおらかな木の空間が、デザインされた家具やバイクを包み込んでいて空間的に調和した落ち着きがありました。
事務所への帰り道、こうやって自分が設計させて頂いたお家でご家族が笑顔で過ごして頂いてるんだなぁと思うと、改めて本当に有り難いなぁ、感謝やなぁ、とつくづく思いました。
R様、本日は紅茶を買って待って頂いてまして、どうもありがとうございました!

お宅訪問パート2

本日、昨年お引き渡したお宅に訪問させて頂きました〜
今回は現在設計させて頂いているお施主さんとの訪問で、空間のイメージを参考に見て頂きました。その後、お茶を入れて下さってお話しをしました。
いつも仲の良いおしゃれなご夫婦で『空間のイメージに合うように置く物も二人で考えてます。こんなん置いたら先生におこられるで!とか言いながら』とのお言葉に、ありがたい事この上なく本当に感激しました。そんな風に言って頂けるなら、、、と僕も調子に乗って、これは収納の中にしまった方がいい、、とか自転車が出てますよ、、とかついお二人の笑顔につられて言っちゃいました。。。
お客さんがたくさん来られるとのお話しから、自由自在に姿を変えるダイニングテーブルを設計したり、空間のイメージに合わせた家具をデザインしたりと、本当に任せて頂いたなぁと懐かしく思い出しました。ホームパーティの様子など家具の活躍ぶりも見せて頂きました。
帰り際、アプローチに置いてある自転車をカーポートにかたずけているご主人の姿にまたまた感激!!!また遊びに行かせて下さい!!!

ワクワクワク!!!

出発の朝です!
本日から旅に出ます。いつもいつも想い続けてる旅。。。
僕の旅。。。それは、決して快適ではない旅。不自由の事が多い旅。
常にお腹が空いている旅。のどもかわいてる旅。下痢に苦しむ旅(印度限定。。。)。
でも僕は旅が大好きだ。
異国での空、風、匂い。。。僕の肌全開で感じる旅。全身一杯に空気を吸って帰ってきます。
では今から行ってきます!!!

ありがとう!!!

先日、ただいま工事中の建物の竣工写真を撮影しました。
この建築は特に色んな思いの込もった建築で、ここまできたぁ。。と心から感動しています。この現場での一分一秒、感動の軌跡で一杯です。この神聖で特別な時間。寒い中、暑い中、立ちながら僕の話を聞き続けてくれた工務店の社長、監督さん、業者さん、職人さん、そしてこの建築にたずさわってくれた全ての人に僕の全身全霊のありがとう!!!を伝えたい。
生きていることを感じさせてくれる大好きな建築にありがとう。
そして最初から最後まで僕を信じ続けてくれた施主さん。
本当に本当にありがとうございます。

強制招集。

年に2回、実家から強制招集がかかる。
幼少からの恒例の行事。稲刈&田植え。
小さい頃は周囲の邪魔をしながらカエル穫り、今では一家の中心的働き手として
頭数に入れられています。昼はおにぎりを片手に稲刈機に乗り、朝から夕方まで
収穫していきます。途中オオワシが麦わら帽のすぐ上空を飛び回り、クビをすくめながら。。。昔は色んな理由をつけて招集拒否を試みたものですが、今では僕の一年間に無くてはならない行事に思えてきました。     というのも、、、、、収穫が終わってからの家族、親戚、知合いとの“野外での宴”。秋の一日もこのためにある!!といっても過言ではない飲んで食べての至極の時間。都会での生活とは違う家族との空間。僕の仕事の根底にはそんな空間があるように思う。

PROFILE

山本 雅紹

建築家
山本 雅紹
Masatsugu Yamamoto

一級建築士

宅地建物取引士

 

その場にしかない空気を求めて

 

十代の頃から世界を旅している

 

あの町のあの曲がり角で感じた風

路地に差し込む光

 

水面を照らし出す夕陽

樹々の隙間から漏れる光と影

 

人が彩る熱帯

人が集う静寂

 

旅は空気を教えてくれる

目に見えない空気をつくりだす

 

建築は空気。

 

山本雅紹

 

<趣味>

世界中の町の空気を肌で感じる旅を10代の頃から続けています。旅を通してその場で感じたことは、建築をつくる上で大きな原動力となっています。

 

<旅した国>

フランス/イタリア/スペイン/ドイツ/スイス/トルコ/オーストリア/エジプト/アメリカ/フィンランド/カナダ/インド/カンボジア/中国/タイ/インドネシア/メキシコ/ポルトガル
旅のスケッチ

 

<好きなこと>

ビールを飲むこと

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